Monday, July 30, 2012

Insanity


狂気

昔、一人の王が腹心の副王に言いました。「占星術師である私は、今年実るすべての穀物は、それを食べると誰でも正気を失ってしまうということを知った。どうしたらよいだろうか」

「私たちがそれを食べないですむように十分な穀物を準備しておけばよいでしょう」と副王は答えました。

「しかしそのようにして私たちが正気を保っても、ほかの人たちは気が触れてしまい、私たちは気が触れた人たちに頼ることになるだろう」と王は言いました。「このため私たちはその穀物を食べなければならなくなるだろう。そこで、私たちは額に印を付けて、少なくとも自分たちが狂人であることを知るようにしよう。私がおまえの額を見るとき、またはおまえが私の額を見るとき、その印を見て、自分たちが狂人であることを思い出すだろう」

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